高度なデータ参照IDで演算

高度なデータ参照IDの呼び出し方${}機能と計算結果を記憶コマンドを用い、シナリオ内で繰り返し計算を行い、計算結果を都度書き出します。
サンプルシナリオでは、最初にデータの記憶(文字)に「1」を記憶させ、繰り返しコマンド内の計算コマンドを使用し、繰り返す度に「+1」して、1~10までの数字を書き出しています。

・使用するコマンド
データの記憶(文字)、アプリ起動、キーボード入力(文字)、繰り返し(回数)、計算結果を記憶、${}
・使用するソフト
なし

複数のデータ参照IDの呼び出し方

キーボード入力:参照IDでは、記憶した参照IDを1つずつしか呼び出せませんが、高度データ参照IDの呼び出し方「${}」機能では複数のデータ参照IDを一度に呼び出すことが出来ます。
※存在しないデータ参照IDを「${}」機能で呼び出した場合、エラーなどにはならず、${xxxxx} とそのまま書き出されます。

・使用するコマンド
データの記憶(文字)、アプリ起動、キーボード入力(文字)、${}
・使用するソフト
メモ帳

実行中に入力

全てアシロボRPAが作業するのではなく、IDやパスワードなど、人が入力を行った文字列を記憶し、その入力データを書き出すシナリオです。

・使用するコマンド
アプリ起動、実行中に入力、キーボード入力(参照ID)
・使用するソフト
メモ帳

コピー内容を記憶し呼び出す

エクセルや日常のパソコン業務で、[ctrl+c] のショートカットコピーを利用して、コピー内容を記憶し、[ctrl+v]で貼り付けすることがありますが、アシロボでは複数のコピー内容を記憶することができます。また、その記憶した内容を、後から呼び出して書き出すことが可能です。エクセルの2つのセルを記憶し、メモ帳に書き出すサンプルシナリオです。

・使用するコマンド
データの記憶(コピー内容)、キーボード入力(参照ID)
・使用するソフト
エクセル、メモ帳

前月の最終営業日を呼び出す

前月の最終営業日を記憶します。休日設定は営業日に合わせて任意に設定できます。
日付を記憶(営業日)コマンド内の設定で、対象月・営業日の設定・休日設定・日付の表示形式、先頭の「0」削除など細かな設定が可能です。

例:
「04月29日」だった場合、先頭の「0」削除設定にすると、「4月29日」と書き出します。

・使用するコマンド
日付を記憶(営業日)、アプリ起動、キーボード入力(参照ID)
・使用するソフト
なし

今日の日付を呼び出す

本日の日付を指定した日付形式で記憶します。日付入りのファイル名を作成する際などに使用します。
日付を記憶コマンド内の設定で、当日の日付から±7日、日付の表示形式、先頭の「0」削除など細かな設定が可能です。

例:
「04月01日」だった場合、先頭の「0」削除設定にすると、「4月1日」と書き出します。

・使用するコマンド
日付を記憶、アプリ起動、キーボード入力(参照ID)
・使用するソフト
なし

エラーが出たら、繰り返しを抜ける

終わるまで繰り返す作業にて、終わった際に出るエラーの箇所を予め把握し、そのエラーが出るであろうコマンドの次に、エラー確認・処理コマンドを挿入しておくことで、無限の繰り返しから抜けることが可能です。

・使用するコマンド
繰り返し(回数無限)、エラー確認・処理、繰り返しを抜ける、計算、ウェブブラウザ
・使用するソフト
メモ帳

変動する回数の繰り返し(作業の繰り返し)

作業する回数をエクセルの行数からコピーして、その回数分作業を繰り返します。
サンプルシナリオでは、先に繰り返す回数をエクセル関数「=row()-2」を使用して求めています。変動する繰り返し回数をデータ参照IDに記憶し、繰り返し(参照ID)に代入し、繰り返し処理を行います。

・使用するコマンド
データの記憶(環境情報)、エクセル専用コマンド、ショートカットキーを入力、キーボード入力(文字)、繰り返し(参照ID)、数値比較、${}
・使用するソフト
なし

指定した回数の繰り返し

指定した回数のショートカットキー操作など、アシロボのコマンドを繰り返したい際に使用できるサンプルシナリオです。

・使用するコマンド
エクセル専用コマンド、繰り返し(回数)、ショートカットキーを入力
・使用するソフト
エクセル

アシロボエラーが出た場合、エラー内容を書き出す

「エラー確認・処理」コマンドは、直前のコマンドのエラー発生確認とリトライができ、シナリオ実行を継続可能にするコマンドです。また、エラーが発生したコマンド、エラーメッセージなどは、エラー処理コマンド内の参照 IDに記憶されますので、どのコマンドでエラーが出たのか、書き出してメールなどで確認することも可能です。なお、直前のコマンドがグループ化や分岐などのネストコマンド(コマンドの中にコマンドを入れることができるもの)の場合、直前コマンド対象となるのはネストコマンドとなります。ネスト配下全てのコマンドがエラー処理確認対象かつリトライ対象となります。

・使用するコマンド
エラー確認・処理、${}
・使用するソフト
メモ帳